局長を始隊士の方々は、昨日までの疲れはなんのその。朝一番で、山鉾巡行を見学に行く様子。前日、四条大宮商店街の石田氏に鉾がすべて見れる絶好ポイントを教えていただいたので(局長が)いざ！祇園祭に繰り出すことに。しかし、女性隊士はホテルが二条城の隣にある為、二条城見学に行こうと決まり、ロビーで健闘を願いつつ、お見送りしました。みなさん、しっかり見学は出来たでしょうか？
祇園祭組に遅れる事１時間後、Ｋ．Ｆ隊士を誘い、計５名、二条城に出発です。お祭り＆日曜日という事もあり、駐車場には沢山の観光バス、他県ナンバーの車が目立ちます。個々で、入場券を買い、城内に入る事に。中には大政奉還のなされた間があるのはもちろん家老部屋、大小さまざまな部屋があります。他に目を移すと、改めて昔の人の建築技術の凄さにも関心させられます。廊下には｢うぐいす張り｣歩くたびに、キュッキュッと良い音が鳴ります。目の錯覚、遠近法を利用し、見る角度によって、絵の見え方の変わる襖絵。なんと、厚さ３５cmもある木材で、一つ一つ手彫りされた欄間。現代までそのままの形で残っている事に感謝の気持ちで一杯になります。
この二条城内で、嬉しいことがありました。隊士が付けている携帯ストラップが、城内を案内されている方の目に留まり、｢皆、付けているけど何ですか？｣と、質問されました。横で見学されていた親子連れの方も興味を持っていただいて、隊士みんなで、会津と會津新選組同好会の事をアピールしてきました。アピールする隊士の姿は、自分は会津の代表だぞ！と言わんばかりに、目は輝き、堂々としていましたよ。
次の金戒光明寺での集合時間がせまっている為、ここからは、さながら競歩大会状態で、庭園を通り、一度ホテルに戻りました。ホテルに残っていた事務局お二人、副長と合流し、タクシーに乗り込み、金戒光明寺へ。途中、タクシーの車中より蛤御門を見、11:30過ぎ、隊士全員、金戒光明寺に集結。
幕末の時代、新選組隊士の思いに、想いを馳せながら石段を一段づつ噛み締めながら登り、まずは参拝です。その後は會津藩士の眠る｢會津藩殉難者墓地｣にお参りに行きます。局長を始め、隊士一人一人、お線香を上げ、お参りさせていただきました。その瞬間、いままでジメジメ、ベトベトの暑さだったものが、スーと、周りの空気が澄んで行くのを感じ。私達の訪問を喜んでもらえているのかな？と思いました。あとは1本づつ各お墓にお線香をたむけ、下山してきました。

その後、京都遠征最後の見学地となる霊山歴史館へ。きつい坂道を登り、足はガクガクでしたが、中に入ると、坂本竜馬の暗殺で使用されたという短刀があり、刃の部分にさびが出ていたりする所にリアルさを感じます。他にも、歴史を分かりやすく、解説されたパネルがあったり、クイズのできるパソコン、池田屋事変の時の池田屋内部がミニチュアで展示されていたりと見ていてあきる事はありません。
私が外に出た頃には、隊士みんな昼食へと、出かけていました。私達(女性隊士数名)も、京都らしくおそばをいただき、Ｗ．Ｙ副長助勤へのお土産選びへ。吉村副長助勤の好きそうな小物などたくさんあり、つい、目移りしてしまいます。その中でも、隊服にも私服にも合う、良いものがあり、無事お土産GETできました。
　そんな楽しかった京都遠征も飛行機のフライト時間がせまり、京都のまちを離れる時間になりました。京都駅にて、安富殿、相馬殿、Ｍ．Ｏ隊士のお見送りをうけ一路、伊丹空港へ向かいます。空港では、午前中より大阪へ行く為、別行動をとっていた近藤周平殿がお見送りに来てくれていてビックリ。隊士みなさんの心の優しさには涙が出るほど嬉しいですね。
大阪を離れ、PM8:50頃新潟へ到着。あと少しで福島という安堵感も湧いてきます。亀田インター近くでそれぞれ夕食を取り、あとは會津へ向かうのみとなりました。川口インターでは、池田殿とお別れ。いっしょに會津まで行こうよ〜という気持ちでいっぱいです。車内では、3日間の疲れの為眠りにつく者、テンションがさめなく思い出話に花を咲かせる者と、様々ですが、皆一緒に、京都の旅を楽しめた充実感で一杯と思います。
11時30分、飯盛山駐車場で山南副長助勤のお出迎えをうけ、3日間何事も無く會津に帰って来れた事に、1本締め。各自それぞれ、帰路につくのでした。
15日〜17日、3日間、局長、副長、事務局の方は、準備から大変だったと思います。遠征に際して大きな事故もなく、會津に帰って来れたこと、とても感謝します。お世話になりました。そして、ありがとうございました。